友人の結婚式が憂鬱だったのに感動できるようになった話

 
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 今回は結婚式へ参列したお話です。

 
先日、友人の結婚披露宴へ行ってきました。年が年なので、結婚式への参列は2年ぶりくらい。
 
内容はとってもオーソドックスなものでした。
 
神前式での結婚式のあとは、披露宴。入場は、白無垢で登場し、お色直し後はウェディングドレスで登場。ケーキカットあり、友人スピーチあり、友人の余興あり、最後には花嫁からの手紙。そして両家代表として父親と花婿からのご挨拶。プロフィールビデオあり、当日撮影し映像をエンディングで流す演出、席次に置かれた一人ひとりへの手書きメッセージ。どれをとっても、本当にオーソドックス。
 
私、とっっっても感動したのです。以前出た結婚式とはまるで違う感動がありました。
 
何が変わったのか。当人たちの思いは同じ。でもまったく違うように見える。
 
変わったのは私の認識でした。
 

以前は、結婚式をどう見ていたか
 
以前の私はどうだったかというと、それはもう、今思えばひどいもんでした。
 
20代のころ、ありがたくも結婚式にたくさん呼ばれていました。披露宴だけでも20回くらい。二次会まで合わせるともう数え切れません。で、行くたびに3万円を包んでいくわけです。合計60マンですよ。すごいことです。もちろんそのほかに衣装代・ヘアセット代・交通宿泊費(お車代が出ること多いですが)、結構な出費です。
 
そして見せられるものは、組合せパターンによる商業結婚式。そして繰り広げられる会話は、昔話か、今どうしてるの?という探り合い。新郎新婦とたくさん話せるわけでもなく。
 
そうするとですね、結婚式に対してつまらないとマンネリを感じるようになるのです。その結果、細かなところを観察して比較して、評価することに精を出していくようになりました。
 
例えば、ドレスの形はどんなものがいいか、花嫁に年相応なデザインか(どんなん着ようと本人の勝手だろ)、新郎の衣装の色は洋装なら白かグレーよね(これも同じく勝手な話)、結婚式場の対応は、式場の格の値段相応だなぁ(なのに同じ金額包むの納得いかない気分)、お車代はちゃんと出るか、いくら出たか(出せば出すほど新郎新婦側の負担になるのに)、披露宴のときに新郎新婦の両親はゲスト席に挨拶に回ってきたか(シャイな両親もいるだろ)、などなどなどなど。
 
仲いい独身の友だちと、今月行った結婚式実績を持ち寄っては、比較検討談義を肴に、お酒を呑む。暇人だなぁ。ドラマ見てないけど東京タラレバ娘みたい。
 
それくらいしないと気が済まないくらい、心が荒んでいたんですね。さみしいなんて全く認めてなかったですけど。
 
もちろん、友人の結婚式を喜ぶ自分もいます。それなりに泣いている自分もいます。でも心の奥深くにあるのは、自分は独身のなか、結婚する友人と比較して感じていた嫉妬も大きかったわけです。結婚してるかしてないかだけでなく、いろいろなことを人と相対比較しては、ほっとしたり焦ったり、実際、心がトゲトゲ状態でした。

その後、紆余曲折を経てnTechと出会いました。さみしいと泣いていた相対比較の自分を手放し、本物の安心の心と、認識感覚を手にしました。これが私の転機です。
 

今回、結婚式がどう観えたか
 
そうして久しぶりに行った今回の披露宴。
 
ものすごく!!!感動!!!!!!!

細かなことをキャッチするのは以前と変わらない。でも、どこから観るかが確実に変わっていました。
 
どこから観るか。一つのことを観て、どれだけ背景や構造を感じ取り、当り前を当り前と思わない認識感覚です。

本人とその家族親族にとっての一生に一度の晴れ舞台。その意志の結晶である結婚式。きっと一つ一つを悩みながら決めたんだろうな。二人の人生が交差して新たな家族ができることこそ、本当に奇跡みんなみんなうれしそう、幸せそう。親戚のおじちゃんが得意じゃなさそうにビデオメッセージを撮って回ってるのも、かわいくて仕方ない。
 
そして周りでお祝いするのは、彼らの人生に登場している友人たち。その場に私も一緒にいる。その神秘神聖さだけで、もう胸いっぱい。うるうる。
 
そして舞台は、歴史ある神社。神前式の行程もそれぞれに意味があり、巫女さんの舞にほれぼれ。披露宴では、会場がとても素敵で、お料理も手が込んでいて、一つ一つの内容が流れるように、淀みなく進んでいきます。司会の話し方もものすごく感じがよいです。さすが日本と言うしかない、このクオリティ
 
そもそも、このような結婚式披露宴の形態っていつからなんだろう??と気になり、帰ってから早速、歴史を調べます。ほうほう。神前式は明治維新以降、結婚式場での披露宴形式は東京オリンピック以降なんですね。結婚式の形態も時代とともに変わるんです。歴史と重ねて観るとまた面白いすごいな日本。
 
結婚式の歴史について、勉強になったページはこちら
 

そして、引き出物の鰹節に喜び(あんまり買わないから純粋にうれしい)、バームクーヘンをおいしいおいしいと皆でほうばり、カタログでどれにしようかと選ぶ。お客様用のグラスを買おうかしら、新しい包丁を買うのもいいな。
 
なんだか、こんな一瞬一瞬が本当に新鮮で幸せで、「行ってよかった!立ち合えてよかった!これからもよろしくね!!!!呼んでくれて本当にありがとう!!!!!」と心から叫びたいのです。いや、もう叫んでます。
 

認識が世界を変える。
 
この言葉に一段と確信をもった今回の出来事でした。変化の振れ幅が凄すぎて自分でも驚きました。どんな条件状況でも今ここ幸せなこの新感覚。本当にすごいです。
 
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Written by
チームワークコンサルタントmiwa