父から母への腎移植が無事に終わりました①

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指定難病・多発性嚢胞腎である母に、父の腎臓を片方、移植しました。

 

先日、手術が無事に終わりました。おかげさまで経過も順調です。

徐々に整理がついてきたので、振り返りながら、書いていこうと思います。

 

前日の手術内容説明

 

手術に立ち会うために、前日から実家に戻りました。

前日の夜に、父(ドナー)、母(レシピエント)、弟、私の4人で、説明を受けます。

 

相手は、執刀医と移植コーディネーターさん。

 

みなさんは、移植コーディネーターという職業をご存知でしょうか?

私は、今回初めてやり取りをしました。

 

移植コーディネーターという仕事

 

一言で言えば、病院側と患者側の橋渡しを行うお仕事です。

 

移植の説明をする際にも、手作りの模型を使って説明をしてくださいました。これは、コーディネーターさんが作ったとのことで、とてもわかりやすかったです。

 

そのほかにも、手術中の様子を立会い者に伝えたり、移植後の生活サポートのために確認テストを準備したり。

 

患者やドナーが安心して移植をできるような、サポート全般ということですね。

 

(公社)日本臓器移植ネットワーク | 臓器移植コーディネーターとは

 

医療現場のチームワーク

 

私は、移植コーディネーターさんたちの動きを見ていて、いい意味で、患者やドナー家族とフラットな関係だなと思いました。

 

医者と患者は、どうしても上下関係になりがちです。命を預けているからこそ、そうなりやすい。

 

だけど、もう一段目線が近い役割の人がいることで、患者や家族は発言しやすいし、ずいぶん安心感が生まれるものです。

 

移植という最先端の現場だからこそ、このように心のハードルを突破して、心理面で疎通の循環を起こすことが、重要になるのですね。

 

移植という大仕事が、まさしく共通のゴールへ向かう一大プロジェクトなのだ、とわかりました。

 

事前説明を聞いた衝撃

 

とてもわかりやすい説明をしてもらったおかげで、手術の概要を把握することができました。

 

「人体って、変化に強いんだな…」と驚きを隠せません。

 

腎臓を1つ取ったあとの父。

腎臓を1つ追加したあとの母。

 

取ったり繋げたりしたあとも、すぐに生命システムを維持することに驚きました。

 

母の体へ腎臓を移植した15分後には、ちゃんと尿の排出が始まるんですよ。

 

うまく繋げれば、入れる器が変わっても、機能を始める臓器たち。

 

一体どこまでが自分なのか?

自分が生きていると思う根拠って、何だ??

 

そんなことを、あらためて考えさせられました。

 

次回に続きます。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

続きはこちら

父から母への腎移植が無事に終わりました②

 

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Written by
チームワークコンサルタントmiwa