特別展「西郷どん」で感じた西郷隆盛の生き方

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毎週、大河ドラマ「西郷どん」を楽しみに見ています。

こんなに継続して見ているのは、10年前の「篤姫」以来です。

 

そんなわけで、NHK大河ドラマ特別展「西郷どん」に行ってきました。

上野にある東京芸術大学の美術館で、7/16まで開催されています。

 

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初めて行った東京芸大の美術館。

例年、大河ドラマの特別展は、江戸東京博物館で開催されていましたが、西郷さんが上野ゆかりだから、今回はここなのでしょうか?

 

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パネルがありました。中は撮影禁止なので、写真はここまで。

音声ガイドも瑛太さんでした。とてもよかった!

 

歴史をつくった革命家・西郷どん

 

西郷隆盛といえば、明治維新の歴史舞台で大活躍した偉人です。

 

展示では、一つ一つの時代を追いながら、西郷さんの足跡を辿っていきます。

 

見ていて強く感じたことは、西郷さんは、本当に人望の厚い人だったんだということでした。

 

・そもそも下級武士であったところ、島津斉彬の目に留まった
・2度の島流しにおいても、島民と深い交流をもっていた
・大久保利通らの嘆願により、表舞台に復帰した
・薩摩藩に戻ったところ、新政府にも呼び戻されて重役を担った
・最後は西南戦争で若者のリーダーになった  など

 

周りの人が西郷さんをとても頼りにしていて、それに答える実行力を備えた人物だったということが、よくよくわかりました。

 

展示のなかには、たくさんの書簡がありました。

 

盟友・大久保利通をはじめとして、数々の主要人物たちと、やり取りをしていました。時流を見て行動を決めていったのでしょうね。

 

西郷さんの座右の銘「敬天愛人」

 

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西郷さんの座右の銘といえば、この「敬天愛人」です。

 

1862年、西郷さんは島津久光の怒りに触れ、沖永良部島に島流しになりました。1年7ヶ月の厳しい牢獄生活での体験から、体得することになったのが、「敬天愛人」だとされています。

 

込められた意味は、天を敬い、人を愛すること。

 

天とは、神様、お天道様、道理、真理といった、人智を超えたものを指すのでしょう。

 

西郷さんの一生は、あるときは幕府軍、あるときは官軍、そして最後は賊軍(朝敵)と、時代の局面によって、どんどん立場が変わっていきます。

 

変化の激しい時代に生きながらも、不動心を保っていられたのは、心を、目の前の現実ではなく、外に置いていたからではないかと思います。

 

決しておごらず、天命に従う。彼の覚悟を感じます。

 

そして、どんな人でも愛すること。

 

薩長同盟の成立や、江戸の無血開城など、話し合いによって、策を編み出す姿勢態度に、それが現れているように感じます。

 

とてもかっこいい。私もこんな人でありたいなと思いました。

 

西南戦争で自刃したときの気持ちとは

 

西郷さんは、最期に、新政府に反発する若手武士たちによる西南戦争のリーダーとなったのち、自刃(自害)することとなりました。

 

どのような気持ちで、自刃に至ったのかが、私はとても気になりました。

きっと、西南戦争で新政府軍に負けることは、西郷さんもわかっていたでしょうから。

 

その前に新政府と折り合いが悪くなり薩摩に戻った経緯もありますから、絶望していたのでしょうか。

それとも、自分の役目は終わったと思ったのでしょうか。

もしくは、自分の死をもって、何か伝えたいメッセージがあったのでしょうか。

  

西南戦争を最後に、不平武士たちの新政府軍への反抗は終わりました。西郷さんの死は、当時の旧武士たちに影響があったのではないかと察します。

 

直接会って西郷さんに聞くことはできないけれど、最期は武士らしく自刃という形で、天命をまっとうした西郷さん。胸が熱くなりました。

実は、音声ガイドを聞きながら、最後は泣いてしまいました。

 

 

大河ドラマでは、そのあたりの心情を、どのように描くかがとても楽しみです!

 

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最後は、パネルの前で撮りました^^ 

 

 

お読みいただきありがとうございました。 

 

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Written by
チームワークコンサルタントmiwa