このあとどうしちゃおう/ヨシタケシンスケ
あなたにとって、大好きな絵本はありますか?
大人になってから、絵本を手に取ることってあまりないですよね。
友人に紹介されて、とても衝撃を受けたのが、この本です。そして、ヨシタケシンスケさんの大ファンになりました。
ここ数日の心理状態もあり、久しぶりに手に取り読みました。
ヨシタケシンスケ『このあとどうしちゃおう』
しんだおじいちゃんがかいた「このあと どうしちゃおう」ノートがでてきた。
「じぶんが しょうらい しんだら どうなりたいか」が、かいてある。
「うまれかわったらなりたいもの」「こんなかみさまにいてほしい」......なんだかおじいちゃん、たのしそう。
でも、もしかしたらぎゃくだったのかもしれない。
ぼくだったら、どうしちゃおうかな。
いま、いきているあいだに、かんがえてみよう!
祖父の死をきっかけに、生と死を考える男の子の物語です。
くすくす笑えて
思わず泣けて
深く考えさせられる。
とても素敵な本なので、ぜひ書店で手にとってみてほしいです。
死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。
この言葉は、村上春樹「ノルウェイの森」の一節ですが、同じことを絵本で表現しているんですよ!
死を意識するからこそ、生がより輝く。
最終的に、現実の生活に戻ってくるストーリーが、読んでいる人にとって、とても価値があると思います。
他にもあります
ヨシタケシンスケさんの絵本は、色々な出版社から出版されています。
実は、読み比べてみると、本のメッセージ性が、出版社によってまったく異なることに気づきます。
編集者の観点が、本の編纂においては、とても色濃く出ているのですね。奥深い世界だなぁ…
ブロンズ新社さんの本たちが、私はとても好きです。
● ぼくのニセモノをつくるには
● りんごかもしれない
● もうぬげない
● こねてのばして
去年6月新刊「あるかしら書店」出版記念イベントにて、ヨシタケシンスケさんにサインいただきました。
お読みいただきありがとうございました。
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Written by
チームワークコンサルタントmiwa