信頼している人から裏切られたと思った時には
みなさん、嘘をつかれたら、どう思いますか??
たとえば、自分にとって、とても信頼していた人、お互いに信頼関係があると思っていた人から、長期間の嘘をつかれていたことが判明したら。
ひどい
悲しい
寂しい
傷ついた
嘘ついてもいい存在だと思われてるんだ
今までの関係も嘘だったんだ
そういえば、あの時もあの時も嘘をつかれていたんだ
二度と会いたくない
もう何も信じられない
私自身も、そのように思ったことがあります。
とめどない感情に、人間のエゴというものは、本当に恐ろしいなと感じます。頭の中が、感情の奴隷になって、おかしくなりますよね。
殺人、自殺、戦争。人間の争いが終わらない原因を、まざまざと感じます。
あまりにも気がふれるので、憔悴しきった私。
ふと、『これは、なぜなんだろう??』と疑問が浮かびました。
考え・感情・行動には、必ず原因がある
騙されることが悲しい私
裏切られることが悲しい私
極端に心が揺れ動く背景には、その判断基準が作られた背景があります。
いわゆる過去のトラウマですね。
私の場合は、父親が浮気して家を出て行ったことでした。
秘密にされていた両親の離婚。じわじわわかるその事実。
悲しい自分がもう二度と騙されたくない・裏切られたくないからこそ、「この人は絶対に、私を騙さない、裏切らないんだ」という存在を求めてしまうのですね。
大好きな父親が、自分を裏切ったように
心から信頼する相手が、自分を裏切る
それが、見事にフラッシュバックすると、気がおかしくなるんですね。
実際には、私が信頼しようがしまいが、"嘘も方便"・"優しい嘘"という言葉もあるように、時と場合により事実が伝えられない場面は、生きていればいくらでもあります。
問題なのは、それにショックを受けて、感情につかまって、自分や相手を責めてしまうこと。
それが、人間の争いが終わらない原因なのです。
大切なのは、原因と結果のさらに根本原因を知ること
このように、自分の判断基準がつくられた背景がわかることは、とても大事なのですが、
実は、それだけでは、本当の変化は作れません。
「あぁ私はそうなんだ。だから仕方ないんだ。」と、かわいそうな自分に執着してしまうこともあるんです。
「姓名判断ではこうなっているから、私ってこうなのよ。」という開き直り、よくあると思いませんか?
確かに、誰しも自分のことがよくわからないから、不安です。だから、それが少しでも規定できたら、安心する気持ちが生まれるのは、よくわかります。
でも、本当は、もっと違う自分に、変化したいと思いませんか?
だからこそ、その次元を超える必要があります。人間は、根本から変化できますよ。
正しい質問をもつこと
たとえば、「あの人はなぜこうしたんだろう?」とか「どうしたら、二度と裏切られないようになるだろう?」とか、曖昧な質問を持ってしまうと、ループから逃げ出せません。
本当は何を知るべきか?
原因と結果を生み出すものは、何なのか?
それがイメージできるから、根本から変化できるのです。
瞬間的な感情の暴走さえも、 制することができるようになります。
だからこそ、平和がつくれる技術と言っているのですね。
・いったい何が問題なのか?
根本原因である観点の問題に気づくこと
・どうやったら変化を起こせるのか?
変化の仕組みをわかること
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Written by
チームワークコンサルタントmiwa