泳げなかった私が、人生で一度だけ25m泳ぎきれた話
夏本番!
みなさん、泳げますか??
私は、泳げません!
息継ぎができないんですよね。
意外と、私の周りでも、泳げない人って多いんです。
学生のときはともかく、社会人になったら、海やプールに近づかなければ、特に不便を感じません。
そんな私が、たった人生で一度だけ、25m泳げたことがあります。息継ぎしながらクロールで。
今回は、そんなお話です。
小学校の夏休み水泳教室で、奇跡はおきた
私が小学生だった1990年代。
一学期のあいだに、一定レベルまで泳げなかった生徒には、夏休みに、学校主催の水泳教室がありました。
私は毎年、常連だったわけです。
それは、6年生のことでした。
例年のように、泳ぎを先生は懇切に教えてくれます。
その日は、水泳教室の最終日。
なんと、25m泳ぎきることができました。ビート板無しで、自分で息継ぎして。
私が泳ぎきれた条件状況
実は、自力というと、御幣があるかもしれません。
状況はこうです。
● 先生が前に付いて先導し、手の平をさし伸ばす
● 私は後ろについて、クロールで泳ぐ
● 先生は引っ張るでも支えるでもなく、先生の手のひらに、わずかに触れるか触れないかという状態で、私が泳ぐ
● 併走状態のままなら、25mまで泳ぎきれた!
イメージ伝わりますか?
物理的には、ほぼ自力と言えます。
ただ、心理的には、先生の力が大きく働いていました。
泳げた私のその後
先生の伴走で、25mは泳げたのですが、いざ先生がいなくなって、自分ひとりで泳ごうとすると、まったく泳げませんでした。
泳げたはずなのに、先生がいないと、とたんに不安で仕方がない。
結局、そのままプールのない中学校に行き、私が泳ぐことはありませんでした。
私が泳げたわけ
すこし解剖してみると、当時の私の行動背景は、こうです。
● 水泳スキルとしては、泳げる技術を持っていた
● 先生が前にいることで、安心感があった
● 先生の応援の気持ちにこたえたいとがんばれた
● 一人になると、またできないという不安が襲ってきた
つまり、ひとりだと出来ないことも、交流で安心することや、相手からの応援によって、できるようになる、ということです。
一方、技術的にはできることも、不安だったり、誰からも応援されていなかったら、発揮できなくなるのです。
これ、どんな場面にも通じるお話と思いませんか??
一人の力と、チームワークの力の違い。
チームワークによって、個の力も正しく引き出すことができる。
今、私がお届けしたいメッセージと、とてもつながるエピソードだったので、紹介させていただきました。
お読みいただきありがとうございました。
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Written by
チームワークコンサルタントmiwa