『チケット譲ってください』ボードを持ったとき必ず譲ってもらえる極意
『チケット譲ってください』というボードを持って立っている人。
人気のコンサートやライブ、スポーツの試合会場などで、見かける光景かと思います。
実は、私、何度もやったことがあります。
大好きなフィギュアスケートで5回ほど。
自慢ではないですが、すべてチケットを譲ってもらえました。
友人にその話をしたら「おもしろい!!!」と言ってもらったので、記事にしてみます。
どうしても見に行きたい情熱
行くのはどんなときか?それは、絶対生でこの目で見たい!!と思うときです。
プレイガイドでの抽選はすべて外れ。オークションやチケットサイトは高くて違法性もあるので使いたくない。もちろん会場外のダフ屋から買うのは、論外!
それでも絶対に見に行きたい!!そう思ったら決断のときです。「立つぞ。」そう思ったときから、私の試合は始まっています。
私なりに考えた極意
もっとも大事なことは、 譲る人の気持ちを考えること
余ったチケットを持っている人が、どんな人かを想定してください。
「あ〜友人が急に仕事で来れなくなっちゃった」
「家族が風邪ひいて来れなくなったのよね」
「チケットもったいないな~」
たいていは自分が持っているチケット+余剰のチケットを持っている状況だと推察できます。
チケットは連番で譲ってもらう人が譲られた人の隣に座ることが多いです。実際に私が譲ってもらったのも、すべてそのような状況でした。
だから誰でもいいわけじゃない。
人気興行の場合ボードを持って立っている人もたくさんいます。そうすると、その方はどんな判断基準でチケットを譲る人を選ぶでしょうか?
「この人とだったら隣に座っても安心して楽しく観戦できそうだな」と思われないといけませんよね^^
徹底的に相手に立場チェンジするのが重要です。
その大前提を踏まえたうえでどんな風にやるかを書いていきますね。
スケッチボードに、手書きではっきりと書く
私は太いマジックで大きなスケッチボードに手書きで書くを徹底しています。
「男子フリー
チケット譲ってください」
シンプルにこれだけです。笑
あ、女子のときもありましたよ。
なんせエネルギー勝負です。手書きってその人の心が表れますし、凝った印刷をしてもぱっと目に入らなければ意味がない。
姿勢をよくして、笑顔で声を出す
これも「この人と座りたい」と思ってもらうためです。下を向きながらぼそぼそ話す人と一緒に座りたいでしょうか?
しっかり背筋を張って笑顔で顔を上げる。
もちろん身だしなみはきれいに整えてください。奇抜すぎず地味すぎず。
反応してくれた人とコミュニケーションをとる
立つと決めた場所で前を通って目が合った人には「どうですかー?」と声をかけます。
たいていは気まずく会釈をされたり「ごめんなさいねぇ、持ってなくて」と苦笑いをされるはずです。そんなにすぐには見つからないものです。
そのときは「そうですよね~人気ですもんね」と笑顔で返してみてください。「ぜひ楽しんできてくださいね」という心をこめて。
そうこうしているうちにそのコミュニケーション自体が楽しくなってくるはずです。
ここまで来たら最後の一手。それは、、
「入れても入れなくても今が楽しい!」と思えること
これが一番大事だと思います。執念を手放して(ボード持って立ってる時点ですごい執念というツッコミは受け付けません^_^)その場に集中することです。
そうまでして入りたかった試合です、きっと白熱したものになることでしょう。
応援したい選手もきっと活躍してくれるはず。
自分がいてもいなくてもきっと大丈夫。
そんな風に思えたら力が抜けて、その場を楽しむことができますね。
譲ってくれる人には、最大限の感謝を
無事に譲ってくれる人に出会えたら、一期一会の奇跡。ほんとうに神様女神様に見えます。最大限の感謝を伝えましょう!!
余談:こんなこともあります
フィギュアスケートの場合、特に贔屓の選手がいる方もいらっしゃいます。
そのため「どなたのファンですか?」と聞かれることも。きっと同じ選手のファンなら譲りたいと思ってのことでしょう。ライバル選手を隣で応援されて気まずい思いをしても嫌ですもんね。
どうしても入りたい場合、とりあえず人気選手を言うこともありかもしれませんが、私はそうはしません。
私は基本的に誰でも応援態勢です。贔屓かどうかで応援の熱量に明らかに差が出るような人とは、逆に私が隣に座りたくないんです。
このため 「基本的に誰でも好きですが、この試合では○○選手のxxxに注目しています」というような表現で素直に伝えます。
そう言うと「あら残念。」とチケットを譲ってくれない人も現れますがそれはそれ。
譲りたい人と譲ってほしい人のニーズが合致することが大事だと思うのです。
いかがでしたでしょうか。
一体誰得なんだろう?と思いながら書きはじめましたが、相手への立場チェンジとニーズをつかむことはどんなシーンでも大切なポイントですね。
お読みいただきありがとうございました!
Written by miwa(@miwa_spring33)