なぜ、会社の理念は理想論に感じるのか
会社で働くみなさん、日々働く自分のモチベーションと、会社のビジョンがつながっている人は、どれほどいるでしょうか。
最近では企業が、従業員エンゲージメントを高めるために、従業員に対する調査をしたり、施策を打ったりしていますね。数年前は、従業員満足度の向上というテーマが盛んでした。
会社の理念・コーポレートスローガン・経営ビジョンなどなど、これらと日々の仕事のつながりを感じて、仕事に取り組んでいますか??
会社側の意図はわかるけれど、理想論に感じる、絵に描いた餅じゃないかと感じることはありませんか?
その気持ち、よくわかります!
仕事における理想と現実の乖離
とにかく日々が忙しくて、目の前の仕事をこなすことで精一杯。
締め日の前にはタスクに追われ、やっと終わったと思ったら、次の期がやってくる。
そんなサイクルを過ごす毎日、気づけば1年がすぐに過ぎて行く。
本当は、企業理念が掲げるような大きな夢・理想・大きな志をもって、日々を過ごしたいけれど、それこそ理想論に感じる。周りの同僚も、そんなことを考えて働いている人はいない。
大きな話を話したくても話せない、話題になるのは、同僚やお客さんの愚痴ばかり。。そんな環境に空しくなってしまう。。
ベンチャーで勢いのあるスタートアップ企業で働いている方以外は、よくある話ではないでしょうか。
就職活動のときはビジョンを語っていた
大学生の就職活動のころを、思い出してみてください。
応募する会社の会社案内や理念・ビジョンを読み込んで、自分だったらどんな仕事で役に立てるかを思い描いて、面接で語りましたよね。
私も、前職では、現場社員として採用担当を数年間やりました。大学生のキラキラとした表情は、本当に印象に残っています。
でも、彼らと接しながら、若者たちの期待と、実際の職場の現実に、少し罪悪感を感じながら対応していた私もいました。
理想と現実のギャップを埋めるために
どうしてこうなるのでしょうか?最初はキラキラの期待を持っていたのに、日々を過ごすうちに、ビジョンが自分と遠くなってしまう。なぜ、ビジョンが理想論に感じてしまうのでしょうか?
そのような質問を、考えたことはありますか。
私自身は、あることに気づく前は、そんな疑問は思わずに、「どうせ、そんなものなんだ。」と諦めてしまっていました。
・理想と現実は違うんだ、仕方ないとあきらめる
・小さな日々の幸せを、100倍に拡大して、自分は恵まれていると思い込む
・ほかの会社の友人と話して、どこもそんなもんだと納得させる
・テレビで取り上げられる企業を見たり、楽しそうな仕事をする友人を見て、相対比較をしてしまう
・いいことを言っている人にも「実際は違うだろうな」と懐疑的に見るようになる
仕事は、人生の中でも多くの割合を占めます。当然、人生の満足度にも直結してきます。
このような状態が何十年も続くと思ったらいかがでしょうか??もったいない生き方をしていると感じませんか?
理想が現実とつながらない根本原因
なぜこのような状態に陥ってしまうのか。実は、脳の認識メカニズムに原因があります。
脳の認識のメカニズムには、大きく、脳機能が部分データしか取れないという不完全性と、個人によってそれぞれ思い方が異なるという異質性の2つの初期設定があります。
理想と現実を切り離して、目の前のことだけに没頭してしまうのは、なにも個人の問題ではなく、人類共通の脳の認識メカニズムに原因があるのです。
中には、もともとの思い方のパターンで、理想をモチベーションに走り続けられる人もいますが、そうでない人が変化するのは、実際にはとても困難です。
脳の認識メカニズムを道具に使おう
この脳の認識の初期設定を乗り越えて、効果的に使えるときに、理想と現実がつながります。
理想-日々の仕事-自分が、すべてつながったワークスタイルを実現することができます。
そうするとどうなるか?
ビジョンと繋がるから、無限のやる気が沸いてきます。自信もあふれ、コミュニケーションが楽しくなります。
結果的に、毎日モチベーション高く仕事をすることができます。
給料のために指示された仕事だけをするワークスタイルから、大きなビジョンとつながった仕事をするワークスタイルへ。
週末のために我慢する仕事ではなく、ぜひ、いつもわくわく楽しい日々を過ごしましょう!!
変化を起こすステップ
このような思考の変化を起こす"鍵"は、下記の2つです。
・いったい何が本当の問題なのか?根本原因である観点の問題がわかること。
・どうやったら変化を起こせるのか?変化の仕組みがわかること。
根本原因をわかって、仕組みを使って変化を起こすステップを始めてみませんか??
ご興味がある方は、体験セッションをお問合せください。
下記の記事をぜひお読みくださいね。
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Written by
チームワークコンサルタントmiwa