あの日。3.11を通して感じたサラリーマンへの問題意識
5年前のあの日。
私の中に社会に対する強烈な問題意識が生まれました。
あの日は金曜日。住んでたのは東京。
出張先で地震に遭い、なんとか家に帰りました。
家は停電、ラジオからは緊急事態の放送。孤独と恐怖の中眠りました。
その週、週明けの月曜日は仕事の大きな提案書の提出期限でした。
もともと休日出勤予定の土日でした。
同僚や上司は電車が止まったため会社に泊まり、テレビも見ていなくて情報が圧倒的に少ない状態でした。
「提案書作成のため、土曜日職場に来られたら来てほしい」という上司からの連絡がありました。
一瞬の迷い。
その後、行かなきゃという判断をしました。
余震の中、職場に向かい、結局、徹夜で提案書を仕上げました。
競合他社も同じように提出していました。地震を理由に辞退した会社はありませんでした。
今ならおかしいと断言できます。
生命の危険を感じるなか、本当に優先するほどの仕事だったのか。
世の中にはそのような仕事もあります。でも少なくとも私のあの時の仕事はそうではなかった。
資本主義社会の価値観の中、自らでなにひとつ判断がつかない状態になっていたことがよくわかります。
人間の尊厳性が、人間が作った社会によってつぶされることがあってはならないのです。
今日1日、5年前の自分と一緒に過ごして、あらためてその問題意識が深くセットされました。
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Written by チームワークコンサルタント miwa
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