初対面の人と話すことの苦手意識はどこから来るか
初めての人と話すシチュエーションのとき、あなたはどんな気持ちで相手と出会っていますか?
自分は人見知りだと思っている人、実は結構多いのではないでしょうか。もともとは私もそうでした。
初対面の人と話すことはいつもどこか緊張状態。本当はもっと楽しみたいのに本音の心では楽しめていない。
そのようなときはどうしたらよいのでしょうかか?
初対面のときに起こっている思考
人間の思考は瞬時にいろいろなものが働くものです。
「笑顔でいるからやさしそう」
「笑顔でいるけど怖そう」
「早口だから自分の話を聞いてくれなさそう」
「ゆっくり話すからマイペースなんだな」
これは実は、一見相手と出会っているようでいて、あなた自身の過去の経験によって作られたイメージを通した結果と出会っている状態なんです。
初対面だとなおさらコミュニケーションがまだ少ない状況ですから、特に働きやすいです。ある意味、自分を守るための防御反応であるともいえます。
わかりやすい例え
極端に言うとこのような状況です。
本当にいるのはおばあちゃん。でもカメラのフィルター機能が赤ちゃんのように写すものだとしたら、私からすれば赤ちゃんに見えているんですね。カメラのフィルター機能=過去のイメージです。
この例えだと悪くないように思えるかもしれませんね。
でも、自分の先入観のフィルターがどのようなものかわかっていなければ、相手や他の人と共有共感するのはとても難しいんです。
もともとは私自身はとてもポジティブマインドで、生きているって素晴らしい!と感動のお花畑で生きているタイプだったんですが、それゆえにどうしてもネガティブな感じ・暗い雰囲気に見える人とは話しにくいと思っていました。
心のなかでは疎通できない怖さがずっとあって、それこそが冒頭に言った人見知り感覚の正体だったんですね。だから初対面の人と話すことが本当に苦手だったんです。
人間関係で「自分の直感を大事にしている」とおっしゃる方もいますが、その直感が過去の記憶から作られたものだとしたらどうでしょうか?
結果としてあなたの可能性を狭めるものになってしまうのはもったいないことです。
コミュニケーションで大切なこと
コミュニケーションで大切なことは、下記2つです。
・"自分のフィルター"を知ること
・"自分のフィルター"を外した状態で相手を観ること
"自分のフィルター"とは、ものの見方、判断基準だけにとどまりません。そもそも人間の脳機能がどのようなパターンでこの世界を捉えているかを理解することも、とても重要です。
自分のフィルターがどのようなものか?この一点を押さえれば、相手とコミュニケーションすることはなんら怖くなくなり、とっても楽しくなりますよ。
nTechでは、この"自分のフィルター"を「観点」と呼び、あらゆる問題の根本原因を「観点の問題」と定義しています。
体験セッションではこの「観点の問題」をお伝えしていますので、気になる方はお気軽にメッセージをくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
Written by
チームワークコンサルタント miwa