映画『君の膵臓をたべたい』(劇場アニメ版)レビュー
原作(2015年)、実写映画化(2017年)ともに大ヒットをしていたのですが、まったくスルーしていて、、
友人の「あなたは絶対観るべき!!!」という強い押しによって、観てきました。
こういうおすすめって私は大切にしています。何かを見出してくれているからこその言葉だと思うので。
結論としては、めちゃくちゃよかったです!友よありがとう。
レビューにネタバレが含まれるので、お気を付けください。
原作はこちら
実写劇場版(2017)はこちら
マンガ版もあります
今回見たのは劇場アニメ版
予告編で振り返りましょう
私、アニメに深い思い入れはないほうです。特に詳しくありません。前回映画館で見た日本の劇場アニメは、「君の名は。」
なんと2年前。君の名は非常に好きですよ。
こんな感じなので、今回も、最初は声優さんの声に戸惑い、キャラクターの動きにも戸惑い・・・けど10分で慣れました。
アニメーションならではなのは、風景の描き方だと思うんですよね。
それはそれはもう、本当に美しかった。
桜の表現
花火の表現
図書館の雰囲気などなど
光と色彩の表現は、日本人の繊細さを表していました。
こんな表現、この民族しかできないんじゃなかろうか、、と思うんですよね。
この世の中に絶対なんて一つもない
大泣きさせられたのは、やはり、ヒロインの桜良が亡くなるところ。
完全なるミスリードです。
この映画は、ヒロインが膵臓の病気で死ぬ悲恋の物語だって、観客の誰もが疑わないところを、別の理由で亡くなる衝撃。
衝撃すぎた。
この世の中に「絶対にこうなる」ことなんて何一つないんだということを、否応なく突き付けられます。
病気による寿命でさえも、平気で裏切られる。良いほうにも悪いほうにも。
だからこそ、今、目の前の相手にどれだけ真剣に向き合えるか。
私はこの映画から、人との出会いの姿勢を見直すメッセージをもらいました。
交流で生まれるそれぞれの変化
主人公とヒロインは、お互いに交流することによって、どんどん意識が変化していきます。
クラスメイトとの関係性や、母親との関係性。
常に自分の殻に閉じこもっていた、自分の殻から一歩も出たことがなかった状態の主人公は、どんどん変化していきました。
そして最後は、自分から友達を作るという、まったく違う行動を取るようになります。
それもこれも、自分の殻から出たからこそ。
主人公の変わりたいという意思と、ヒロインの変わりたいという意思の出会い。
人との意思の出会いで生まれるその変化こそ、美しい奇跡だと私は思いました。
これこそ、私が自分自身にいつも問いかけ、出会った人に伝えていることです。
人間って本当に美しいな…と深く感動しました。
何回も見に行きたいと思ったのですが、首都圏は上映終了のところもちらほら。終わる前にもう一度行こう。
最後にもう一度公式サイトを。
お読みいただきありがとうございました。
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Written by
チームワークコンサルタントmiwa