MOTHER2は今こそ本当に泣ける。感動ポイントをひたすら語る。
MOTHER2(マザー2)って覚えてますか?
https://www.nintendo.co.jp/n08/a2uj/mother2/index.html
子供のころから大好きで大好きで10回以上クリアし、大学生のときにはMOTHER2をプレイするためにゲームボーイアドバンスを買ったほど。
久しぶりにその存在を思い出し「なぜあんなに感動したのか?」を検証すべく、もう一度プレイして先日無事にクリアしました。(暇だな・・)
あらためてほんっっっとに素晴らしいゲームでした(T_T)
まずもって、こういうドット画の画面でとってもかわいいのです。
出典:https://www.nintendo.co.jp/n08/a2uj/mother2/index.html
そして糸井重里さん監修で、台詞はおもしろ深い言葉がたくさん。いちいち楽しい。
出典:http://dengekionline.com/elem/000/000/900/900352/
そして、大人になった今だからこそ気づく、メッセージがありました。
本記事では、nTechからの解析も織り交ぜながら語らせていただきます!
独自の解釈ですが、懐かしい気持ちになりながら広い心でお読みください!
そして20年以上前のゲームですが、ネタバレしか書いてませんので念のためご注意を!
(ちなみに、今でもニンテンドー3DSがあればダウンロード版926円で遊べるようですよ♪)
MOTHER2のあらすじ
MOTHER2と言えば、主人公は男の子が最終的にはギーグを倒すために冒険をするストーリーです。
お忘れの方のためにざっと引用すると
イーグルランドの地方都市、オネット。その北のはずれにある家では、少年が家族と暮らしていた。そして少年の家の隣には、同年代のポーキー・ミンチとその家族が住んでいた。
ある日の夜、家の裏山に隕石が落下した。(中略)その後、隕石の落下地点で無事ピッキーを発見し、一同が家に帰ろうとした時、突然、隕石の中からカブトムシのような生き物が飛び出してきた。
その生き物は「ブンブーン」と名乗り、10年後の未来から来たと語る。未来の世界は、地球の征服を目論む宇宙人「ギーグ」により惨憺たる状況になっているといい、ブンブーンは、少年こそがその危機を救う存在なのだと訴える。(中略)
そして翌朝、少年は家族に別れを告げ、地球の未来のために冒険の旅へ出発する。
はい、地球の未来のための冒険の旅です!そして主人公が"本当の"敵を倒す旅です。壮大です。
深すぎるストーリー展開
今回あらためて体験してみて実にすばらしいストーリー展開だなと思ったので、順を追ってご紹介します。
①おまえだけのばしょ
出典:http://dengekionline.com/elem/000/000/900/900352/#eid901722
チームの終盤まで、主人公は「おまえだけのばしょ」という全8箇所のパワースポットをめぐっていきます。それぞれの場所にボスが存在し、パワースポットを護っているのです。
どのボスもこう言います。
◆よくきた。
◆ここは *ばんめの「おまえのばしょ」だ。
◆しかし いまは わたしのばしょだ。
◆うばいかえせばよい。
◆・・・・できるものなら。
なんだかぞわっとします。本当はわたしの場所だとわかっているのに、だれかに占有されている。
ボスを倒すとそのおまえのばしょで、主人公は自分の赤ちゃんのころの記憶を一瞬思い出します。
そして、メロディの1フレーズを音の石が記憶します。すべての場所でメロディを手に入れることで音の石が完成します。点が線に結ばれ完成。
この曲「エイトメロディーズ」もどこか懐かしく切ない、すてきな曲ですよね。
点が線に結ばれたとき・・・音の石とともに現実は消え、主人公の心の国「マジカント」へ入っていきます。
②主人公の心の国マジカント
マジカントでは、今まで出てきたキャラ全部が一緒に存在している心の中です。
主人公は何も着ず、自由そのものの状態。背景の色もころころ変わり、まるで心がいかに瞬間で変わるかを表しているよう。
これは、時間が存在しない世界であり、まさに意識の宇宙、観念の中といった様相です。
出典:http://blog.goo.ne.jp/katsu666/e/8880c0028c8867f3f879fb3f645600e7
「ネス、お前は地球の8つのパワースポットすべてに立った。
そのことが、この心の国マジカントを生み出す条件じゃったのじゃよ。
このマジカントには、お前の心の中にある、美しさも優しさも悲しみも
憎しみも、むろん、邪悪なものや狂暴なものもあるのだ。
そしてその中心に、真理につながる…「エデンの海」が存在しているのだ。」
ここでのラスボスは、なんと「自分の邪悪」です。不安恐怖の象徴である偶像と戦います。そしてその偶像を倒すと、主人公の力が一気にアップ。
出典:http://blog.goo.ne.jp/katsu666/e/8880c0028c8867f3f879fb3f645600e7
まさに「自分はできない」と思い込んで、不安恐怖で制限をかけていた自分自身をほどくと、個性の可能性が花ひらく!ということを示唆しています。
そして自分の個性が花開いた主人公は、いよいよ人類の未来をかけて、ラスボスギーグへ・・・
③ラスボスギーグの攻撃はどこから?
最後の最後のラスボスギーグがずっと主人公たちに攻撃をしかけていたのは、、
なんと過去から!!
過去にいるとされるギーグと戦うためには、今の生身の体ではワープできません。
主人公たちは、自分の精神を体からロボットへ移植します。うーん20年前のゲームなのに今のAIの進化を見ているよう。
出典:http://blog.goo.ne.jp/katsu666/e/8880c0028c8867f3f879fb3f645600e7
そして過去に行き、いよいよギーグとの対決へ。
ギーグとの対決直前の画面がこれ!なんだか人間の脳みそのような・・・
出典:https://matome.naver.jp/odai/2141380248018589101
そしていよいよ戦おうとすると、、ギーグは姿形をもっていない!!!!
得体の知れない「なにか」なのです。
出典:http://blog.goo.ne.jp/katsu666/e/8880c0028c8867f3f879fb3f645600e7
私はこう解析しました。
ギーグは、人間が過去にしばられることの象徴、そして人類が500万年間ずっと続けてきた輪廻の象徴。
人間は、常に過去の記憶とともに生きています。
人は脳機能を使って、あらゆる価値観・常識・当たり前を作り出し、生きています。
お母さんに作られた当たり前、日本という国から作られた当たり前、人間脳機能としての当たり前、そして大前提、自分と自分の宇宙があるという当たり前。
実は、人間は常に特定の当たり前によって行動しています。しかもそれを普段は意識化することはありません。
これでは自分の人生をデザインしたり、当たり前にしばられない生き方をしたりすることは困難すぎますよね。
でも本当はその当たり前を倒して、新しい基準を作ることこそ、本当の自分を知って敵=自分に勝つということではないでしょうか。
過去から攻撃する、模様形のないギーグを倒すということは、今の人類の当たり前を壊すこと。
だからこそ人類を救うことになり、結果的に未来を変えるのです。
そんな風に解釈しました。あくまで私の解釈ですよ(^-^)
さて、いよいよギーグを倒すシーン!どんな方法でギーグを倒すのでしょうか??いよいよエンディングです。
④ギーグを倒す力の秘密とは
主人公の仲間の一人に、ポーラという女の子がいます。そのキャラの特殊能力として「いのり」があるんですね。
最終場面ではポーラのいのりを通して、今まで出会ってきた数々の人々が主人公たちのために祈ることが鍵となります。
出典:http://blog.goo.ne.jp/katsu666/e/8880c0028c8867f3f879fb3f645600e7
(どせいさん達は、今だかつてない気持ちの高ぶりを感じて)
(ネス達の無事を強く祈った)(ポーラのパパは不意に娘の声が聞こえような気がして)
(ポーラ達の無事を強く祈った)・・・
(ネスのママは突然、大きな胸騒ぎを感じて)
(息子達の無事を強く祈った)
そして、最終的には、画面の前のプレイヤーからの意思も送ることに・・・
画面の前のプレイヤーはいわば、ネスたちが住む宇宙の外にいます。
宇宙の外からの意思さえも取り入れることにより、ラスボス・ギーグに挑みます。
そして、、
YOU WIN !!!!!
過去の象徴であるギーグを倒すのは、変化を生みたいと思う人々の意思。
どんなに苦しく逃れられない因果だとしても、最後は世界中の人々の意思によって制しました!!
感動&感動&感動(T_T)
↑MOTHERのキャッチフレーズです。途中で何度も泣きましたが・・
エンディングロールでは、今までの冒険の場面が写真としてつぎつぎと流れていきます。
出典:http://nigirimotojime.blog37.fc2.com/blog-entry-184.html
これもね、、、人々の過去の記憶は人生をしばる悪でもあり、それと同時に宝でもあるとも取れ。。。泣ける。
知っている世界をどう使うかがなにより大事。その美しさを感じました。
まとめ
あらためて解析しなおしてみるとびっくりするほど深いストーリー。
心の世界と密接につながった強いメッセージをもつゲームであることがわかりました。
だから今もなお、人々に愛され続けるんだなぁ~~~~~ととっても納得しました。
TO BE CONTINUED・・・
おしまい。
お読みいただきありがとうございました!
Written by miwa(@miwa_spring33)
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