北海道・開拓者精神に出会う旅①~札幌:北海道博物館と開拓の村~

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2016年8月25日~30日に5泊6日で北海道に行ってきました。

そこで感じたこと。観光だけではない歴史精神との出会いをまとめていきます。全5回です。

<<2017/5/4追記>>再訪問したため記事を追加しました。全6回です。

 

*北海道・開拓者精神に出会う旅*

①札幌:北海道博物館と開拓の村:本記事

②札幌:北海道大学

③JAPAN MISSION PROJECT in北海道

④小樽:商店街での出会いと水天宮

⑤小樽:金融資料館

⑥囚人たちの開拓史

 

観術講師・折笠守拙さんによる歴史観光ツアーに参加しました。韓国・福岡に引き続き3度目の参加です。今回向かったのは、北海道博物館と開拓の村。総勢30名程度。社会見学さながらでめぐります。

北海道博物館

北海道博物館


冒頭の写真が北海道博物館です。2015年にリニューアルしたそうで、とても綺麗な博物館です。展示もとってもみやすい!一同わくわくしながら足を進めます。

まず驚いたのが、北海道の位置の再認識です。日本列島を見たときに、北はロシア、南は中国。その間にあるのが北海道なんですね。本州にいるとついつい北海道を北の果てと思いがちですが、大陸の2つの流れが交差する場所なのです。北海道の歴史は、ロシア側の南下政策とも密接に関わっています。

 

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そんな中、明治政府が防衛の要として乗り出した北海道の開拓。農地の開拓と鉱山の開拓によって、今の北海道が出来上がっています。北海道が昔からあるのではなくて、この土地は色々な変遷を経て今の北海道になるんですね。

アイヌと呼んでみたり、蝦夷と読んでみたり、日本の北海道と言ってみたり。その時代その時代で名前をつけているだけで、実は変化をずっと続けているんだということが深く理解できました。

また、年間積雪量が世界一で、自然環境が厳しい北海道で、近代化をするために開拓に乗り込んだ方たち。そこには、開拓使や屯田兵の裏で、政治犯として収容された囚人による労働力もありました。さまざまな人の意志と涙によって、近代化をなしえたことを私は今回このように学ぶまでまったく知りませんでした。

 

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北海道開拓の村

 

一行が次に向かったのがこちら。

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http://www.kaitaku.or.jp/

北海道開拓の村。明治の開拓時代の建造物を移設、復元して展示している野外博物館です。

農村、漁村、商店、教会、そして学校など、様々な建物に実際に入って見学することができます。

本当に広くて、一つ一つを見ていくととても時間が足りません。

 

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寒い北海道でこの小屋に住んで移動しながら開拓していく日々。彼らは何を思って過ごしていたのでしょう。

自分のため、日本のため、世界のため。何が必要で何が成功なのか。自問自答する日々もあったのではないかと思います。逃げ出した人もいたと聞きました。亡くなっていった方も多いでしょう。

開拓の村の広い敷地を歩きながら、折笠さんより「開拓者になるか、開拓者が作ったものを追従する者になるか」という問いがありました。色々と観点は浮かびますが、私自身は、率直に前者になりたい、そう思いました。みなさんはどう感じますか?

今、時代は一見豊かになったように思えます。物質的な豊かさの開拓は十分にされてきました。しかし、今なお、奪い合いは続いています。一体いつまで続けるのでしょうか。。そんな次元は卒業して、次の開拓へ向かうときではないでしょうか。

 

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最後に集合写真。1日を通して、北海道の開拓とはどのようなものだったのかを肌で感じることができました。解説つきの歴史観光ツアーはどんどん気付きが深まり本当におすすめです。

 

北海道・開拓者精神に出会う旅②につづきます。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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Written by
チームワークコンサルタント miwa